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[52]2005/1/21(Fri) [tag: 旧日記システム ]
夢の話。

浜辺を一人で歩いている夢を見た。
でも、その周りにはたくさんの水死体が整然と並べられている中だ。
普通なら目を背けてその場所からすぐにでも逃げるだろうが、
目を背けるどころかじっくり観察するとまではいかないが、
それなりに観察しながら水死体の並べられた中を歩いていた。
別に、気持ち悪いとかそういう感情はなかった。

異常な夢だと自分でも思う。
今思い出してみると水死体だけでなく、奇形の人も混じっていたように思う。

こういう言い方だと誤解されるかもしれないが、
自分は割と昔から奇形に興味がある。

奇形、と一言で言っても原因や、奇形の内容は様々であるが、
個人的に一番興味があるのが、染色体異常による奇形。
理由は、遺伝子にとても神秘性を感じるからだ。

遺伝子は言わずと知れた生命の設計図であるわけだが、
それを構成する物質はたった4種類しかなく、人間に限らず
地球上のあらゆる生物が同じ物質により構成される設計図を持っている。
これを工学的に言うなら生命の設計図はデジタルデータである、ということ。
この設計図が少し狂っただけで、いろいろな障害が発生する。

一番有名なのはダウン症だと思うが、これは21番染色体が過剰であるために起こる。
ダウン症の主な症状は、心臓病、知的障害、視力低下、
他にはモンゴロイドのような顔立ちになることなど。

他に、時々TVのドキュメンタリーなどでも紹介されるウィリアムズ症候群。
第7染色体長腕のいくつかの遺伝子欠損により発現する。
身体的な障害も少なくはないが、特徴的なのが音楽に対する親和性。
その代わりに、数学が全くできない、空間認知力が弱いなどの障害もある。

なぜ遺伝子が欠損することで、これらのような症状が発現するのか。
どういう関連性を持って症状が発現するのか。
精神も遺伝子に支配されるものなのか、などなど。
興味は尽きない。

興味がある人はWikipediaなどで「染色体異常」と調べてみると良いと思う。

また、単純に奇形についてどんなものがあるか知りたいという人は
猟奇事件・奇形・人食いを真面目に研究
に行ってもおもしろいと思う。
ただし、かなり内容がキツいので、注意してみた方が良い。
中でも「サイクロップス」や「生を受けれたかった赤ちゃん」はキツい。

ここまで書いてなぜワシが工学部にいるのかと思う人もいるかも知れないけど、
生命に神秘性は感じても、自分では研究したくないな、と思ったから。
ワシが生命の研究をしてもマッドサイエンティストになるだけだと思った。
それに、ワシの生命に対する見方が非常に工学的で倫理的じゃないし。

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